羅紋硯 値段が安い天然石の中国産硯
羅紋硯の読み方
羅紋硯は、「らもんけん」と読みます。
羅紋硯とは
最も一般的で求めやすい硯。
小学生のお子さんから大人の方まで、書道初心者向け・練習用などに使われる硯です。
実用硯として人気があり、数量的には最も多くの方に使われており、墨のおりも良好です。
元々、歙州石(きゅうじゅうせき)の中で羅紋の石紋のある石を指しますが、現在では求めやすい中国の硯を指すことが多いです。
羅紋硯の特徴
中国の安徽省で産出する硯石です。
石質粘板岩の一種で薄い板状の岩が層になっているのを縦割りに切り取り硯に仕上げています。
大量に産出されるので価格も手軽で多くの方に使われています。
実用硯として人気があり、大量生産によって、求めやすい価格で購入することが出来ます。
書道をはじめたいとき、はじめに購入する硯として最適です。
墨の下りがとても良いです。
天然石を手作業で加工している為、大きさが異なる場合があります。
※使用後の取扱い
使用後はよく洗ってあげてください。水道水とスポンジでゴシゴシ洗うだけでキレイに落とせます。
まめに洗ってあげないと墨の膠が硯の鋒鋩の谷間を埋めてしまいます。
これは墨のおりが悪くなる原因になります。
羅紋硯サイズ別
羅紋硯形別
丸型
角型
楕円型 小さい硯をお探しの方へ
二面硯/両面硯
羅紋硯の使い方
羅紋硯で墨を磨って、よく発墨した墨液を確保するには、単に力任せに磨ってはいけません。
力を入れずに、速く磨らないように心がけます。水を墨堂(墨を磨る箇所)にたらして墨をあてて「の」の字を描くように磨ってください。
墨池(墨を溜める箇所)墨で水をかき上げて磨るのは、墨の状態が悪くなる原因になるので避けてください。墨は湿気を嫌います。
羅紋硯の洗い方
使うたびに洗って墨を落としてください。
羅紋硯は価格が安いこともあってか、洗わず放置して墨がこびりついているものをよく目にします。これは硯の凸凹である鋒鋩に墨が入り込んで墨が磨れなくなる原因になります。
洗い方は、洗剤で洗わず、スポンジなどでゴシゴシ洗います。
洗った後は、よく乾かしてください。硯石にカビが発生すると落ちにくいので、要注意です。
硯関連の古書販売ページを見る
~書道ライフを快適・豊かに~
書道専門店 大阪教材社