篆刻石 印材の種類
篆刻石の産地は、主に中国で篆刻に使える石の発見により、篆刻が一般に普及しました。
現在市販されている篆刻石は青田石を中心に新しい印材も出てきております。
硬さや透明度などいろんな篆刻石がありますので、実際に刻ってそれぞれの特徴をつかんでください。
観賞用ではなく実作に適した篆刻石をご紹介いたします。
篆刻石の種類
弊社で実作用に取り扱いのある篆刻石の種類は、以下の通りです。
篆刻石の名前にリンクを貼っていますので、クリックしていただければ、サイズ別・価格別に確認することが出来ます。
青田石
遼凍石
吉林長春石
高麗石
蘭州白石
巴林彩凍石
沈陽凍石
肖山紅石
四川凍石
朱砂紅凍石
瀋陽黄石
寿山芙蓉石
初心者向き おすすめの篆刻石
篆刻をはじめるにあたって、はじめから硬い石を刻すのは難しいので、まずは柔らかい石で試してください。
高麗石が最も柔らかく、ついで蘭州白石が柔らかい篆刻石です。高麗石は柔らかすぎて落款印には使えませんので、篆刻練習用としてお使いください。
篆刻石 大きいサイズ
篆刻石の青田石と蘭州白石の75mm角(2寸5分角)です。
75mm角のほかには、60mm角・90mm角もあります。
丸い印面の篆刻石
丸い印面の篆刻石は、現在は巴林彩凍石のみ取り扱っております。
篆刻石で最も人気の青田石
中国の浙江省青田県で産出される篆刻石
名前の通り青系の石が多く、比較的柔らかく癖がないので印材の中ではもっとも刻しやすい篆刻石の一つと言えます。
価格的にも実作印材として適していますが、年々質が落ちる傾向にあります。
篆刻石の保管
篆刻石はカケやすいので、印箱に入れて保管してください。
他の篆刻石に当たったり、硬いものの上で転がしたりしないように注意してください。
篆刻石の選び方 書道作品の大きさ別
紙のサイズ | 漢字 単位cm | かな 単位cm |
はがき | 0.3-1.0 | 0.3-1.0 |
短冊 | 0.9-1.0 | 0.3-1.0 |
寸松庵色紙 | 0.9-1.2 | 0.6-1.0 |
色紙 | 1.0-1.5 | 0.9-1.5 |
半紙・半懐紙 | 1.0-1.5 | 0.9-1.5 |
全懐紙 | 1.5-2.0 | 1.0-1.5 |
半切1/3 | 1.5-2.0 | 1.2-1.8 |
半切1/2 | 1.5-2.0 | 1.2-1.8 |
半切 | 1.8-2.4 | 1.5-2.0 |
聯落 | 2.0-3.0 | 1.5-2.0 |
全紙 | 2.0-3.0 | 1.8-2.4 |
篆刻石の処分&買取希望
篆刻石は販売の他にも「処分したい」という買取希望のご依頼をいただくこともあります。
処分をお考えの場合は、弊社までお問い合わせください。
すでに刻っている篆刻石もお引取りの対象です。