短冊のおすすめ・Q&A
短冊とは?
短冊は、短尺ともいい、短い・小さなという意味です。
短冊は、室町時代に和歌を書くようになってから現れた紙サイズです。
元々料紙の節約からうまれたもので、1枚の和歌懐紙を6枚折りにして、刀で細く切り裂いたのが短冊の原型です。
短冊の裏表
短冊の表裏の判断は、無地・柄・カラーにかかわらず、銀色の砂子(キラキラした銀色の紙)がまいてあるのが裏面で、無地・柄・カラーが貼られている方が表面です。
模様や色のついたものは分かりやすいですが、白無地の短冊はたまにお問い合わせをいただくことがあります。
ちなみに短冊には、上下のルールがあります。
せっかくよい作品が書けても、上下の誤りがあるのは残念ですので、基本的な注意点をおさらいしましょう。
短冊の上下(天地ともいいます)は、雲形・霞引・金銀砂子など模様のあるものは色紙と同様です。
模様の少ない方、余白の多い方が上(天)です。
色に濃淡がある短冊は、濃い方が上(天)です。
その他の判断基準としては、青系の色は空に見立てて上(天)、茶系は地に見立てて下(地)として使用してください。
砂子を散らしている短冊は、散らしが大きい方を上とします。
同じくらいであれば、短冊の端までの余白が大きい方が上です。
金潜紙・銀潜紙の色紙は、金銀2色のとき、金色を上にします。
※無地の短冊には、上下(天地)の区別はありません。
追悼の歌、弔いの歌は、必ず白無地を使います。
短冊の大きさ サイズ別短冊
短冊には、広幅と並幅があり、幅が15mm違います。
広幅短冊の大きさは、「360×75mm」
並幅短冊の大きさは、「360×60mm」
短冊の練習用 五色短冊など
五色の練習用短冊は、五色の地紙に胡粉で具引きした柄が散らしてあります。
書道の他に、七夕の時期に掲示用に使われることもある短冊です。
無地の短冊
主に書道や水墨画、俳句などに使われることが多い短冊です。
貼っている紙により、それぞれ特徴がありますので、ご確認の上でお求めください。
短冊 色別
短冊 柄別
短冊の飾り方 短冊額縁・短冊掛け
短冊掛けは、和様を問わず、様々な空間に調和します。
色展開も数種ありますので、以下の画像をクリックしてご確認ください。
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