写経に使う硯・硯箱
写経硯のおすすめ
写経に使う硯は、使用する墨量が少ないので、小さい硯で十分です。
写経用紙によっては大きい文字を書くこともありますが、以下の大きさの硯で対応できます。
写経硯の読み方
写経用硯の名称の漢字の読み方は以下の通りです。
羅紋硯は、「らもんけん」
歙州硯は、「きゅうじゅうけん」
端渓硯麻子坑は、「たんけいけん ましこう」
汾河澄泥硯は、「ふんがちょうでいけん」
写経道具収納に使う硯箱
硯箱とは、硯や筆、墨、水差など文房四宝をはじめ、書道や写経に使う文房具を収納する箱です。
現在では、コストと実用性を備えたプラスティックの硯箱もありますが、元々は木製のものを中心に、漆塗などの美しい装飾の箱があります。
硯箱の歴史は、10世紀初頭まで遡り、長く日本で愛用されてきた道具です。
写経硯の洗い方・お手入れ
写経で使用した硯は、使った後は必ず洗って墨を流してください。
硯を洗わずに放置しておくと、硯の凸凹である鋒鋩に墨が入り込んで墨が磨れなくなる原因になります。
硯の洗い方は、洗剤などは使わずに、スポンジなどで洗ってください。
洗硯後は、よく乾かさないと、硯石にカビが発生しやすくなります。硯に発生するカビは落ちにくいので、注意してください。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3