水墨画墨のおすすめ
水墨画墨の種類
水墨画用の墨には、松煙墨と油煙墨の2種類があります。
松煙墨は、青系の黒で書画によく使われています。油煙墨は茶系の黒で、墨色が重厚で光沢があります。
松煙墨・油煙墨どちらを選ぶかは試してみて、お好みでよいでしょう。
その他、絵墨・彩墨など、色彩の水墨画に使用する墨があります。
水墨画墨の磨り方
水墨画を描く準備段階として、墨と硯を用意します。
硯の丘に水を落とし、墨で磨っていきます。墨はゆっくりと磨りましょう。
墨をゆっくり磨ると、墨の粒子が細かくなり、水とうまく溶け合い良質な墨液が得られます。
墨は垂直に立てて磨ってもよいですし、少し寝かして磨る場合もあります。
「の」の字を描きながら硯の丘で磨ります。
硯は真ん中だけ使うと磨る効率が悪く、その部分だけ窪んでしまう可能性がありますので、硯の丘全体を使って磨ります。
水墨画の墨液(墨汁)おすすめ
水墨画専用の濃縮液ですので、適度な濃度に水で薄めながら使用します。
初心者向け水墨画墨
水墨画墨 作品用
水墨画墨と書道墨の違い
水墨画用と書道用の墨の違いは、膠の割合が違います。
水墨画用の方が比較的膠が多く含まれています。
とはいえ、手元に書道用の墨があるのであれば、それを水墨画を書くのに使っていただいても何ら問題はありません。
水墨画墨の墨色
松煙墨は、青系黒の墨色で、水墨画では柔らかい表現に適しています。
青みが強いものには、明るく上品な黒や透明度が高いもの、透明度のあるやや地味な墨色などがあります。
油煙墨は、茶系黒の墨色で、水墨画では深みのある表現に適しています。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3