近衛信尹とは?
近衛信尹の読み方
近衛信尹は、「このえ のぶただ」と読みます。
近衛信尹ってどんな人?
近衛信尹は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての公卿で、関白・近衛前久の子、近衛家18代当主。
1565-1614年
初名:信基、18歳で信輔に改名、33歳で信尹と改名します。
号:三藐院(さんみゃくいん)
官位は13歳で従三位、内大臣、左大臣を経て42歳で関白になり、50歳で亡くなります。
近衞信尹の書
近衛信尹は、はじめ青蓮院流(しょうれんいんりゅう)の書法を学び、慶長になってから近衛流や伝統的な三藐院流(さんみゃくいんりゅう)の書風に変化します。その後、藤原定家の書風が加わり、近衛信尹独自の個性を加味した力強い筆力で速書きの豪放な書風が確立します。
近衛信尹の書は、生存中から多くの人々に愛好され、公家階層だけでなく、武将や町人にまで広まります。
近衛信尹の書は、潔く、豪快で、力強いのが特徴です。
真跡としては、書状をはじめ懐紙・短冊・色紙・消息・日記・写本などが多数あります。
近衛信尹は、後世本阿弥光悦、松花堂昭乗とともに「寛永の三筆」といわれますが、元々は「平安(京都)の三筆」「洛下(京都)の三筆」といわれていました。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3