孫秋生造像記とは?
孫秋生造像記の読み方は?
孫秋生造像記は、「そんしゅうせいとうぞうぞうき」と読みます。
孫秋生造像記の作者は?
孟広達の撰、蕭顕慶の書です。
造像記では珍しく撰書者名が明らかになっています。
孫秋生造像記の内容は?
北魏・景明3年(502年)の刻です。
別名を「孫秋生劉起祖二百人等造像記」といいます。
河南省洛陽の龍門石窟古陽洞南壁上段にあります。
上下両段として、上は造像記、正書13行・行9字、下は信者200人の会員の名が列記されています。
数百種類もある龍門造像記の中でも代表的なもので、龍門20品に数えられ、龍門4品の1つでもあります。
孫秋生造像記の仏像は、新城県功曹の官にあった孫秋生、劉起祖が発起人となり、200人によって造られたものです。
北魏国家の隆盛と仏教の隆盛、信者たちの幸や一門の栄達の願いが込められています。
孫秋生造像記の書き方の特徴は?
孫秋生造像記は、北魏時代の楷書です。
書風は方筆の特色を十分に発揮しながらも整っています。
年代的にも龍門書の1つの頂点を示した作といえます。
思い切りのよい強い線が特徴ですが、こまやかな抒情もあります。神経のゆきとどいた動きと結構法がみられます。
~書道ライフを快適・豊かに~
書道専門店 大阪教材社
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3