藤原伊行とは?
藤原伊行の読み方は?
藤原伊行は、「ふじわら の これゆき」と読みます。
藤原伊行ってどんな人?
1139-1175年
藤原伊行は、平安時代末の貴族であり、能書家です。
権大納言・藤原行成6世の孫にあたります。
藤原北家世尊寺家、宮内権大輔・藤原定信の子、世尊寺家6代。
官位:従五位上・宮内少輔
1153年、知足院の堂供養の願文を書いてから、公私の様々な書役をつとめ、手書きとして尊重されました。
藤原伊行は、書についての口伝や秘説を書いた「夜鶴庭訓抄(やかくていきんしょう)」を著します。これは日本の書法・書論のうちで最も古いものと言われています。
また最も古い「源氏物語」の注釈書である源氏釈を著しました。
藤原伊行の書とは?
藤原伊行の真跡としては、「葦手下繪本和漢朗詠集」「戊辰切」があります。
書風は、父である藤原定信の書風とは全く違います。
流麗な筆致に重厚さを加味した平安末期特有の趣きがあります。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3