藤原公任とは?
藤原公任の読み方
藤原公任は、「ふじわら の きんとう」と読みます。
藤原公任ってどんな人?
966-1041年
平安時代中期の公卿・詩人・歌人・歌学者・能書家です。
関白太政大臣・藤原頼忠の子
15歳で正五位下、27歳で参議、36歳で中納言に昇進、44歳で権大納言になりました。
76歳で亡くなりました。
権大納言藤原公任は、権中納言藤原斉信(なりのぶ)、権中納言源俊賢(としかた)、権中納言藤原行成(ゆきなり)とともに「四納言」と言われ、才人として尊重されました。
典礼故実に詳しく、詩人・歌人として、また音楽や能書としても優れていました。
著書は、「和漢朗詠集」「三十人撰」「三十六人撰」「金玉集」「新撰髄脳」「和歌九品」「北山抄」などがあります。
藤原公任の作品/代表作
藤原公任の真跡は、「北山抄」巻10の残欠本があります。
藤原公任と伝えられているものの、信憑性の低いものが多いです。
具体的には、「藤原公任の関連書」の項目をご覧ください。
藤原公任の書の特徴
上記の「北山抄」は、率意の書(書展に提出する、誰かに見せるといった制作意図や目的を持たずに、ただ心のままに作品を書き上げること)です。
巧妙ですが、藤原行成の書のような洗練さはないようです。
藤原公任の関連本
石山切伊勢集
稿本北山抄
藍紙本万葉集
大色紙
近江御息所歌合
太田切
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3