余清斎帖(餘清斎帖) 明代の法帖
あ余清斎帖(餘清斎帖)の読み方
よせいさいじょう
余清斎帖(餘清斎帖)について
余清斎帖(餘清斎帖)は、書画商人の呉廷(ごてい)が王羲之から米芾まで晋・唐・宋の名品を所蔵の真蹟にもとづいて木版で刻した法帖です。
万暦24年(1596年)に作成しています。
余清斎帖(餘清斎帖)の内容
8巻の内容
帖のはじめに董其昌が書いた「餘清斎」の三文字
王羲之『十七帖』
王羲之『張金界奴本蘭亭序』・『楽毅論』・『黄庭経』など
王羲之『行穣帖』、王献之『鴨頭丸帖』・『洛神賦十三行』など
王■『伯遠帖』、王献之『中秋帖』など
王羲之『胡母帖』、謝安『六十五字帖』など
孫過庭『草書千字文』、顔真卿『祭姪文稿』
蘇軾『赤壁賦』、米芾『千字文』
米芾『評紙帖』など
『十七帖』以外は多く真跡から刻したといわれています。刻者は楊明時などによる名帖。
盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3