真賞斎帖 明代の法帖
真賞斎帖の読み方
しんしょうさいじょう
真賞斎帖について
明代の華夏(かか)が、所蔵していた多くの金石書画の中から名品を選んで刻した法帖です。
文徴明父子が鉤摸し、章藻功が刻しています。
真賞斎帖は、精緻な刻で知られ、紙墨も精良で、明代第一の法帖との評価もあります。
三巻からなります。
真賞斎帖の内容
中巻
晋・王羲之の「袁生帖」
下巻
万歳通天進帖(ばんざいつうてんしんじょう) 王氏一族の書簡を唐人が模したもの
王羲之の子孫の王方慶(おう ほうけい)が、万歳通天2年(697年)に同家に伝わる王羲之と一門の書を則天武后に献上しました。
則天武后は、その模本を作らせ真跡は返還しましたが、真跡は失われ、模本の一部のみが遼寧省博物館に現存しています。
真賞斎帖の華夏とは?
1498年頃の生まれ
あざな:中甫
号 :東沙
江蘇、無錫の名家で、王守仁に師事
家には金石書画の所蔵が多数あり、祝允明(しゅくいんめい)、文徴明(ぶんちょうめい)、沈周(しんしゅう)など当時の有名な文人との交流がありました。
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盛喜 一輝 KAZUTERU MORIKI
大阪府堺市中区深井中町1994‐3