新しい筆を使いはじめの際、毛が抜けることがあります。
抜ける毛が少量で穂の長さより短い毛の場合、それは筆製造の際に根元でしまっていない不要の毛です。
しばらく使っていると抜けなくなると思います。
多量に抜ける場合、
おそらく不良品ですので、すぐに専門店やメーカーにご相談ください。
注意すべきは、使い方や処置が間違っている場合です。
よく乾かさない状態で使い続けると、根元の毛が腐ってちぎれたり、接着剤の働きが弱くなり穂先がはずれたりします。
出来れば同じ筆を2~3本手元に置いていただき、使用後の筆は充分に乾かす時間をつくってください。
基本的なことで恐縮ですが、使用後の筆は根元の墨をよく洗い流し、3日くらいかけて日陰で吊り干しすることが長持ちへの近道です。