万葉仮名・男手・草仮名・女手・平仮名について

書道
投稿日:2014年6月19日

奈良時代に日本語を漢字で書き表そうとして、先人が工夫したのが万葉仮名です。
これを楷書か行書で書かれました。

このスタイルが平安時代に入って男手(おのこで、おとこのて)と呼ばれます。

これが草書体で書かれ、さらにもう少し崩して書かれるようになったのが草仮名です。
秋萩帖がその例です。

草仮名がさらに崩して書かれたのが、女手(おんなで)で、現在の平仮名にあたります。
草仮名はまだ漢字の草書体とつながりが見られますが、女手は草書体とは完全に離れてしまっています。
女手が平仮名と呼ばれていましたが、明治33年に文部省が1音1字の原則をたてて、平仮名50音図を発表し、
これ以外の平仮名を変体仮名と呼ぶようになります。

いろは歌は47字であり、戦前の平仮名は「ん」を加えて48字、戦後は「ゐ」「ゑ」をはずして46字になっています。
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